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第23回:色々なことがありました! 官能リサーチの2014年を振り返る&裏話

色々なことがありました! 官能リサーチの2014年を振り返る&裏話

2014年もいよいよ終わりに近づいてきました。

フルールで始まった連載も、早くも2回目の年末を迎えるのですね。毎月、色々なことに挑戦してきましたが、今回はそんな2014年の官能リサーチを担当編集者と一緒に振り返ってみたいと思います!


■女性向けAV「シルクラボ」の撮影現場に潜入取材! あの女性向けAVはこうして作られていた!




年明け早々から、なんてヘビーな仕事なんだと思いましたね。……いや、若い頃はそりゃあ、AVの撮影現場なんて憧れの天竺みたいなものでしたけど、いきなり男性向けAVをすっ飛ばして女性向けAVの撮影現場を見学することになるとは思わなかったですもん。


撮影現場でマルコさんが本当に気まずそうな表情をされていたのが印象に残っています。


えっ!? そうでしたか……? おかしいな、極力平静を装っていたんですが。


いやもうバレバレでしたよ。女性向けのAVということで、NGシーン(女性の気持ちを考えていないひとりよがりなシーン)ももちろん撮影したのですが、マルコさんの表情とは対照的に撮影スタッフの皆さん、特に女性はカメラを回している最中必死で笑いをこらえていらっしゃいました。いつの時代も女性って強いな~、と思ったのを覚えています。


そうなんですよね。あと、実際に現場を見てから、AVに対する意識が変わりましたね。男性向け女性向けの違いはあれど、現場にはたくさんのスタッフがいて、掛け声で撮影が始まって、掛け声で終わるわけじゃないですか。それってもう、完璧に「仕事」なんですよ。そういう場面を一度見てしまって以来、AVを見ても、そこに映っていない人たちが“見えてしまう”んですよね。そうすると緊張しちゃって、もうダメですね。正直、あの現場でしっかりと仕事をこなす男優さんの精神力は神がかっていると思いました。


一瞬とはいえ、“中の人”になってしまうと、そういうものかもしれませんね。


■理想のラブホテルを求めて……露天風呂が楽しめる和風ラブホテル「ホテル竹峰」に潜入する!



ここ、すごかったですよね。ホテル竹峰。ラブホテルとは思えない旅館風の部屋とか露天風呂とか。普通に泊まりたいって思いました。


本当に綺麗でしたー! 住みたい。マジで住みたい。思わずマルコさんに「私、今までで一番楽しいです」と言って苦笑いされました。


わかる! 住みたいですよね。このホテルの話を友だちにすると、皆食いついてくるんですよ(笑)。やっぱり、ホテルのラインナップをどれだけ充実させておけるかっていうのは、ある年代以上の男女にとっては重要なことなのかなと思いましたね。特に男にとっては、女性を誘うために選んだホテルがショボいとその後の関係性にも響いてきそうで……。


その前のラブホ座談会でも、そういう話が出てきましたもんね(笑)。あと、露天風呂に私たちが大興奮したのを見て、案内してくださった方が「お湯を入れましょうか」と菩薩のような優しさでわざわざ湯船に湯を張ってくださったのが良い思い出です。


ちなみに竹峰って、今はラブホテルじゃないんでしたっけ。


そうですね、今は全館リニューアルされて「雅宿(みやびやど)竹峰」となっています。カップルだけでなく、旅行やビジネス、女子会などでの利用もできるみたいですよ。さらに利用しやすくなったので、オススメですね!

■一番エロい漢字を考える



この企画、マルコさんの妹さんに筆で書いていただいたんですよね。


あー、そうでした。


お原稿いただくのが遅れていて、「なんでだろうな~」と待っていたら、マルコさんからメールで「すみません! 今妹に漢字を書いてもらってるんでもうちょっと待ってください」
……んえ!!!???? みたいな。思わぬ大物ゲストのご出演に震え上がった記憶があります。



いやホント、すみませんでした。ただ、そもそもエロい漢字を考えるの自体にもけっこう時間かかったんですよね……。普通に考えたら「淫」あたりの、意味としてエロが入っている漢字になると思うんですが、それを紹介するだけなら、わざわざコラムにする意味ないだろ! と思って。


たしかに意味がエロいからエロいなんて当たり前ですもんね。


そう。だから、「意味以外のところにエロスをどう見出すか」っていうところから思考をスタートさせたんですよね。ただ、対象は漢字に限られていたので、じゃあフォルムしかないだろうと。しかも漢字のフォルムは、もともと意味するところを形で表そうとする象形文字がもとにあるので、「エロい形=エロい意味」がやんわりとつながるんじゃないかなと。


その結果、「涎(よだれ)」がもっともエロい漢字になりましたね。


最初は無理やりにでも「淫」とか「嬲」で結論づけるのは避けなければ! と思っていたのですが、色々流れで考えていくと、わりとナチュラルに「涎」に行き着きましたね。……とか、ちょっと高尚ぶった感じで理屈をこねましたけど、妹には何も説明せずにお願いしたので、「はぁ?」みたいな反応でしたけど……。

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