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マルコ
第3回:女性向けセルフプレジャー・アイテム「iroha」で複雑な女心を学ぶ
※「iroha」本体の写真は(株)TENGAより提供いただいたものです。
それまであまりポジティブなイメージのなかったアダルトグッズの世界に、スタイリッシュなデザインとコンセプトで革命をもたらした男性用マスターベーショングッズTENGA。
そんなTENGAブランドからついに……というべきか、女性用セルフプレジャー・アイテム「iroha」が登場しました。発売から2ヶ月近く経っているので若干の今さら感はありますが、どうしても気になって仕方なかったので取り上げることにしました!
……といっても僕は男なので、「お前なんぞに使用感をレビューされても反応に困るわ!」という意見が大多数だと思いますが、女性のレビューはすでにあちこちで語られていますので、今回はそういう趣向ということでひとつよろしくお願いいたします。
さて、先ほど書いた「セルフプレジャー」という言葉がどうも聞きなれないわけですが、簡単にいうとセルフプレジャーはirohaが提唱するオナニーの同義語。iroha自体はアダルトグッズとしてはローターにカテゴライズされる製品です。TENGAもオナホールと呼ぶとアレな感じですけど、「テンガ」って呼ぶだけで何かオシャレな感じしますもんね。言葉って大事ですね。
ところでローターというと、僕などはAVなどでよく使われているピンクローターしか思い浮かばないわけですが、あのTENGAがそんな安直なローターを作るとも思えません。
ドキドキしながらゲットしたirohaのパッケージを開けてみると、そこには――!
おお……! 美しい……!
出てきたのは、純白に輝くオブジェ。これは3つあるirohaの一つ、「ゆきだるま」で、その名の通り雪だるまのような形がとてもかわいらしい。写真だと大きさがよくわからないと思いますが、ちょうど手のひらに収まるくらいです。
次に驚いたのはその手触り。ピンクローターといえばプラスチックだろうと思い込んでいたのですが、手に持った瞬間、肌に吸い付いてくるようなこの感触……気持ちいい! このレビューで僕が「気持ちいい」と書くといろいろ誤解を招きそうですが、実際に手触りが気持ちいいから仕方ない。なんだこれ……すごくスベスベモチモチしてて、それでいてほどよい硬さ。これは、アレだ。ストレスが溜まったときにぐにゅっと握りつぶすリラックスアイテム、あの手触りにちょっと似ている。もちろんirohaは握ってもつぶれないんだけど。
とはいえ、irohaはローター。ローターは振動するのがお仕事。手触りはいいとして、肝心の振動はどうなのか。さっそく試してみましょう。
さっそくスイッチを入れてみると……おっ、当たり前だけどちゃんとぶるぶるしてる! irohaには「+」と「-」ボタンがついていて、これで振動の強弱を調整するのですが、ボタンを押していくと弱中強に加えてリズミカルな振動にも切り替わるのです。
本物のピンクローターを使ったことがないので、AVで見た知識でしか比較できないのですが、振動自体はまぁ普通というか、ローターならこうだよねという感じ。ただ、セールスポイントである振動音については納得の静音設計となっており、隣の部屋に配慮する必要もないと思われます。これなら古くなった洗濯機の方がよほど悩ましげな音を立てるよ。
ちなみにirohaは3種類それぞれ形が異なり、それによって使い道も微妙に違っています。このゆきだるまは「振動を楽しむのに加えて、先端部を挿入して使えるタイプ」とのこと。挿入というとバイブを連想しますが、バイブにしては挿入すべき先端部(雪だるまの頭部)が短い気がします。
これはアレでしょうか、入り口部分も気持ちいいんですよ、ということなのでしょうか。それとも「これくらいで十分なんだよ」という女性からの優しいメッセージなのでしょうか。だとしたら個人的に今後の人生に少しは希望が持てるというものです。
……。
今、何か、言わなくていいことを言った気がする。
気を取り直して他の2つも見てみましょう。
「はなみどり」と「ひなざくら」の2つですね。「はなみどり」とはうぐいすのことなのだとか。風流ですなぁ。色も、淡い緑とピンクで実に上品です。ピンクローターもピンクですけど、アレとはまったく違う上質な雰囲気を放っておられます。例えるなら、そう、桜餅のような。そういえば台座にのせた姿はどことなく和菓子っぽいし。
この2つ、基本的な機能としてはゆきだるまと同じです。振動パターンや、値段も同じ。つまり形のバリエーション違いです。
はなみどりは「全体をあてがったり、先端部で振動を楽しんだりするタイプ」で、ひなざくらは「2つに割れた先端部で、つまんだりする使い方ができるタイプ」とのこと。
ということで、さっそく全体をあてがったり、先端部で振動を楽しんでみたり、2つに割れた先端部でつまんだりしてみたのですが、試してみた部位が自分の手のひらだったからか性的な興奮は得られませんでした。新たな扉を開くことができず残念です。
……ということで、これ以上レビューしようにも性別という壁が立ちふさがってどうにもなりません。皆さんだって「挿入してみたら確かに良かったです!」とかこの記事で書かれても戸惑うでしょう。「つーか、どこに挿れたんだよ!」と思うことでしょう。
ならば開発したTENGAへ伺って話を聞こうではありませんか!
そんなこんなでさっそくTENGA本社へ。
アダルトグッズのイメージからはほど遠いオシャレなオフィスに通されると、そこには壁一面に並んだTENGAが!
スタイリッシュな形状が話題になった「TENGA 3D」も。
とてもオナホールには見えない。
あのキース・ヘリングとのコラボTENGAも!
す、すごい! TENGAってこんなに種類出てたのか……。
高価なインテリアのような洗練されたデザインに見とれていると、そこへやってきたのはirohaの開発に携わった伊藤さん。
irohaのデザインからして女性的だなと思っていましたが、やはり女性でしたか! 他に開発者は3名いて、いずれも女性なのだそう。
当初の予定では僕が開発者インタビューをすることになっていたのですが、ちょうどフルール編集部から編集者が同行してくれていたことだし、ここは急きょiroha開発者の伊藤さんとフルール編集部によるガールズトークとシャレこもうじゃありませんか。ホラ、読者の皆さんからも、「手のひらを振動させて喜んでる部外者は引っ込めよ!」という無言のプレッシャーを感じますし……。
マルコ「ということでirohaについてのガールズトークをお願いします」