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第14回:一番エロい漢字を考える


漢字。

普段、何気なく僕らは漢字を使っているわけですが、こいつはなかなか奥が深いです。たとえば「木」が2つあると「林」で、3つになると「森」ですよ。その 「木」自体も樹木の形から連想したものなわけで、ご先祖さまはどんだけ想像力豊かかつ合理的だったのかっていう話ですよね。

そんな漢字のおかげで僕らは、たった一文字であっても、そこに様々な意味を読み取ることができます。

それはエロの分野であってもそう。

たとえば「蜜」とか「壺」とか、本来は別にエロい意味を持っていないのに、比喩として使われ続けた結果、エロいイメージを刷り込まれてしまった漢字もありますし、「淫」みたいにそもそもエロスな意味付けをされた漢字もあります。

そこで思ったのですよ。

一番、エロい漢字ってなんなの?

と。

……ということで今回は、一番エロい漢字を勝手に決める選手権を、僕の脳内で開催したいと思います!

最後までドン引かずについてきてくれよな!

なお、単に漢字を選出してハイ終わりというのも味気ないので、今回は字のうまい妹に書道の腕をふるってもらうことにしました。「どこの世界にエロい漢字を 妹に書かせる兄がおるか!」と小一時間ほど説教されましたが、欲しがっていた漫画を買ってやることを約束して何とか書いてくれることになりました。

それでは、漢字が持つフォルムのエロスなどを感じていただければ幸いです。

それではいってみましょう!

日本語には、そもそもエロい意味で使われている漢字があります。

候補はたくさんありますが、何といっても代表格はこちら!



こちら!

送り仮名の「る」をつけて、「なぶる」と読みます。

一つの「女」を二つの「男」で挟むというこの漢字、もはや何のひねりもありません! もしかしたら昔の偉い人がピロートークの最中にノリで作ったのかもしれませんね。実にエロい!

で、こうなると気になるのが、「男2、女1」ではなく「女2、男1」というパターンはないのか、ということ。

ハイ、もちろんあります!



こちら!

なんと、これも「なぶる」と読むんですね。個人的には同じ3Pならこちらを推したいです。

ちなみにこれ、「うわなり」とも読みます。後妻のことですね。歌舞伎十八番の一つにもなっているようです。わ~風流~。

……とまぁこんな感じで、そもそもが「エロい」意味として作られた漢字もたくさんあるのです。

でもね、


意味だけじゃなく、何となくフォルムにもエロさを感じませんか?

……感じるということにして話を進めますけど、だとすれば、なぜエロいのか。

そのポイントは“曲線”にあるのではないかと僕は思うのです。

「嫐」を構成しているのは「女」「男」「女」の3文字。男は上半分が角張っていますが、下半分はなだらかな曲線になっていますし、「女」も下半分は丸みを帯びていますよね。

この曲線のフォルムが、エロスを醸し出すのではないかという仮説を立ててみました。

そうなると、たとえば、こんな漢字もエロいですね。



うーん、エロい! 実にエロい!

特に「九」の右側の跳ね上げ部分! ここの丸みが豊満で実にエロスですね~。いや、それはそういう風に書いたからだろと言われたらそれまでですが……。

ともかく、曲線はエロいということが伝わったのではないかと思います。

そしてもう一つ。

言わずと知れたエロい漢字の代表格である「淫」。



あまりいい意味で使われることはないですが、「嬲」や「嫐」よりははるかに日常生活で見かける漢字です。

これ、意味もさることながら、何となくフォルムがエロくないですか?

このエロスの秘密はですね、「点々」にあるんじゃないかと思ったのですよ。

つまり、左側(へん)の「さんずい」と、右側(つくり)の上部にある「つめがしら」の部分ですね。

この「点々」がなぜだかエロく感じるのですが、いかがでしょうか?

……さあ、ここで何となくエロい漢字の条件が見えてきました。

【条件その1】そもそも意味としてエロい

【条件その2】曲線のある漢字がエロい

【条件その3】点々を持つ漢字はエロい

この3つすべてを満たす漢字。

それこそが「一番エロい漢字」なのではないかと思うのです。

えっ、そんな漢字あるのかって?

あるんですよそれが!

それでは発表いたしましょう。第1回「一番エロい漢字選手権」に僕が選んだのは、こちら!



「涎(よだれ)」です!

どうですかこれ!


水を表す「さんずい」から始まり、その後は小刻みに線をスッスッと重ねていき、最後は解放されたかのようにフワーッと思い切り線を伸ばしてなめらかな曲線を描いていく!

もう一度言いますね。

水に濡れる(さんずい)から始まり、小刻みなタッチで線(体)が重なっていき、最後は思い切り解放される……。

何とは言いませんが、まるで一連の流れのようじゃございませんかね!?


そうやって出来上がった漢字「涎」の意味するところは「よだれ」。うーん、エロい!


……「よだれ」を当然のようにエロいものとして話を進めてしまったことで、言わなくていい自分の性癖を暴露してしまった気がしないでもないですが、ともかく「涎」が「一番エロい漢字選手権」の暫定王者となりました。

もし、「いやいや、もっとエロい漢字はあるぞ」という方がいらっしゃいましたら、その理由など添えて教えていただければ次回の参考にさせていただきます。

まあ、そもそも担当がドン引きしたら次回があるのかわからないっつー話ですけどね!

あと、一応最後に書いておくけど、今後僕と直接会う機会のある人は、今回書いた内容は今すぐ忘却の彼方に葬り去ってくれよな!





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