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マルコ
第12回:女性向けAV「シルクラボ」の撮影現場に潜入取材! あの女性向けAVはこうして作られていた!
女性スタッフが中心となって女性向けアダルトビデオを制作するメーカー「シルクラボ」。
これまでのような男性向けAVとは違う、女性向けだからこその新たな見せ方で映像作品を次々と世に送り出しています。中には単にエロを楽しむというよりも、男性向けAVによる間違った知識を正すためのハウツー作品まで存在するというから驚きです!
いったいそれはどんな作品なのか。そしてシルクラボの映像はどのようにして撮影されているのか。なんと今回、知られざるシルクラボの女性向けAV撮影の現場を見学することができました!
ドキドキしながらスタジオに入ってみると、中ではすでに撮影に向けた準備が行われていました。
まずは2階から階下を俯瞰でのぞきこんでみます。ほほう……AVの撮影現場ってこうなってるのね。当たり前なんですが、ちゃんとしたスタジオです。ベッド にテーブル、ソファなどが綺麗にセットされていますが、その周りには撮影の機材がずらり。
照明の取り付けが始まりました。頭では「これがAVの撮影現場である」ということはわかっているつもりなのですが、どうしても違和感が拭えません。いや、 だって、僕が見たことあるAVは男女ふたりきりで、こんな大掛かりなセットもスタッフもいなかったよ!?(混乱)
混乱した脳を冷やすために、スタジオの別の場所も見せていただきました。
異様に広いバスルーム。
オシャンティな鏡も! これ絶対、男の一人暮らしではありえない調度品ですよ! あ、彼女と同棲しているっていう設定なのかな。それにしてもすごい。アレか、このビデオの言いたいことはつまり、セックスのハウツーの前にまずはこういう部屋に住めということか(違います)。
そうこうしているうちに、ついに撮影がスタートしました!
ちなみに今回撮影した作品は「Body talk lesson for couples」。「AVみたいにすれば彼女は感じる」と思う男性と「テクニックを磨けば彼は離れない」と思う女性の溝を埋めるべく、カップルで一緒に見ることができるハウツービデオとなっているそうです。「for men」パートを担当するのは女性のKINO監督。「for women」パートは男性の野本義明監督がそれぞれ担当されています。発売日は2月6日。気になる人は買って見てみよう!(宣伝)
一部をご紹介します!
ベッドの中でのムードの盛り上げ方から……。
普段のコミュニケーションの取り方。
果ては男性向けに「やすりでの爪の整え方講座」まで!
えっ、なんでやすりで爪を綺麗にする必要があるのかって? そりゃまぁ……あまり露骨には書けませんけど、デリケートな部分を触るのに爪が伸びてちゃまずいでしょうよ!
……なんて偉そうに言っている僕自身、この場面を見てハッと気付かされたんですけどね……。
あ、そうそう、もうお気づきかと思いますが、出演はフルールの創刊イメージキャラクターでもあるエロメンの一徹さん! このコラムでも以前いろいろとお話を聞かせていただいた人気の俳優さんです。ちなみに1月31日には、一徹さんが女性の性の悩みに丁寧に答えていく女性のためのセックス指南本「恋に効く SEXセラピー」がメディアファクトリーより発売になります!
おっと、ベッドメイクも終わって一徹さんご本人が登場! イケメンはオレンジのバスローブだって似合うのです。
そして今回監督を務めるのがこちらのモニターの前に座っている女性です。そう、シルクラボは女性による女性のためのAVブランド。監督も女性ですし、スタッフにも女性が多い現場な のです。女性向けだから女性が作るというのは、至極自然なことですよね。
ヒゲを剃る一徹さんのシーンをモニターでチェックする監督。イメージと違えばすかさず「もっとこうして」という指示が飛びます。
打ち合わせを重ねながら撮影を進めていきます。
撮影スタッフ以外にも、ヘアメイクさんやらスチールカメラマンやら大勢の人でスタジオは溢れかえっています。今さらですが、AVがこんな大人数の前で撮られているという事実に驚きを禁じえません。そりゃあカメラで撮ってるんだからスタッフが周りにいるのは当然なんですけど、AV見ているときはだと見ているときはカメラは自分の目と一体化してますからね……。
そして今回の撮影で一番感心したのは、こちらの小道具!
こちらは女性スタッフの方が休日を返上して手縫いしたというお手製のクッションです! 何を模しているかはもうおわかりですよね……。
作品中ではこんな感じで、触り方を教えるハウツーとして登場します。なぜクッションを使うのかというと、本物にはモザイクをかける必要があるため、手元が見えなくてハウツーにならないからなのですね! すごいこだわり!
なお、個人的に一番気に入ったシーンは、いざ挿入という段階になってコンドームが見つからず、慌てながら部屋中探しまわる一徹さんです。
そのシーンの写真はちょっと出せないのですが、全裸で部屋中を走りまわり、ソファの裏からコンドームを引っ張りだして「あった、あったよ!」と全力スマイルを見せる一徹さんの一連の動きは神がかった面白さなので、ぜひ本編でご確認ください。いやもう、映像で見ると笑い死にしそうになるくらい爆笑できるんですが、冷静に考えると似たような行動をとっている男性も多そうですよコレ。
他にも、ただ激しいだけの愛撫を繰り返しながら「気持ちいい? ねえ、気持ちいい?」とウザいくらいに繰り返すシーンや、行為が終わるやいなやすぐにタバコを吸い始めるシーン、女性が痛がっているのを見て感じていると勘違いするシーンなど、男性向けAVで育ってきた者としては笑いながらも冷や汗が流れるような場面がたくさんあって、何度も「うわあーーー!」と頭を抱えて転げまわりたくなりましたね!
そんな感じで無事撮影は終了! 一徹さん、女優さん、そして監督はじめスタッフの皆さん、お疲れ様でした! 見学させていただいてありがとうございました!
……成人式よりも、就職したときよりも、何よりもこの日の取材が一番、“大人になった感”のある出来事でした……(やすりで必死に爪をこすりながら)。
終わり
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