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ブルーライン[少女漫画家は恋をする]

WEB掲載分に書き下ろしを加えて電子書籍化! 少女漫画家は恋をする ~くっつきたいし甘えたい!~

久我有加

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【お試し読み】少女漫画家は恋をする~くっつきたいし甘えたい!~

 目の前に健太がいるというのに寂しくなってしまう。本当は毎日会いたい。できるだけくっついてすごしたいのを我慢しているのだ。
「優、元気ないな。大丈夫か?」
 心配そうに覗き込んできた精悍な面立ちに、優人は焦って頷いた。
「大丈夫、元気だよ。来月の原稿はもうあげたし、次の締め切りはまだ先だから」
「そうか。優も忙しいもんな。無理すんなよ」
 うん、と優人は頷いた。優しい眼差しに胸が熱くなる。
 やっぱり僕は健太君が大好きだ。



 『なごみ』を出て二人で向かったのは、優人の仕事場兼自宅になっているマンションだ。
 作画作業の大部分をデジタル処理するようになったため、専属のアシスタントはおらず、締め切り前の数日間入ってもらうだけだ。従って今、マンションには誰もいないから気を遣う必要はない。加えていつ健太が来てもいいようにきちんと掃除をしておいたので、慌てることはなかった。
 リビングに入って二人きりになると、優人は我慢できずに健太に飛びついた。健太は笑いながら、しかししっかり受け止めてくれる。
「どうした、優」
「すっごく会いたかった」
「そんなにか? 二週間前にも会っただろ」
 たったそれだけ、という物言いに、優人は健太のひきしまった体にしがみつきながらも口を尖らせた。
「二週間じゃないよ、十六日! 十六日も会ってなかったんだからね。メールは一昨日からきてないし、今日も連絡ないから来ないかと思った」
「メールするより直接なごみに行った方がいいと思ったんだよ。悪かった」
 謝った唇が、ちゅ、と尖らせた唇にキスをしてくる。嬉しくてキスを返すと、たちまち口づけが深くなった。


続きは電子書籍「少女漫画家は恋をする ~くっつきたいし甘えたい!~」でお楽しみください。

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