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ルージュライン[桜の樹の下でキスを]

イラスト付で電子書籍化! 教えられた悦びに疼き続ける私の前に、強引な幼馴染みが急に戻ってきて…濡れすぎる初恋ロマンス♪ 桜の樹の下でキスを

乃村寧音

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【お試し読み】桜の樹の下でキスを

 中学生の頃からの親友である真美(まみ)の、結婚式の二次会が終了したのは夜の十一時過ぎだった。ミモレ丈のシンプルなウエディングドレスを身に纏った真美が、小さなブーケを握ったままわたしに駆け寄ってきた。
「陽佳(はるか)、今日は本当にありがとう、二次会を仕切ってくれて。こんなに素敵な会になったのは陽佳のおかげだよ」
 披露宴の最中から何度も感激の涙を流していたのに、わたしの前でまで泣いている。新郎はわたしも良く知っている、元同級生だ。二人は十八歳のときから付き合って、十年目での結婚式だから、感極まっているのだろう。わたしは思わず真美の肩を抱いた。
「もう、泣かないでよ。せっかくきれいにつけたマスカラ、とれちゃうよ。明日から新婚旅行でしょ? 今夜はもうホテルに戻らなくちゃ」
「あのね、これは陽佳のためにとっておいたの。だからぜひ、このブーケを受け取って。わたしからの気持ち」
真美は涙を拭きながらそう言って、まるで野の花を摘んできたような素朴で可愛いデザインのブーケを手渡してきた。わたしは戸惑いながら受け取った。
「ありがとう。でも、ブーケ・トスしないでいいの? 知ってるでしょ、わたしには彼もいないし結婚の予定もないって」
 わたしが言いかけると、真美はぶんぶんと首を横に振った。
「だからよ。だから渡したかったの。陽佳は必ずまた尚人(なおと)に会える。尚人の気持ちが変わるなんてありえない。このブーケにはその思いを込めたの。最後に陽佳に渡そうと思って、作ってもらったんだよ」
「ありがとう。でも十年も会っていないのに? アメリカにいるっていうことがわかるだけで、どこに住んでいるのか、何をしているのかも知らないのに?」
「それは、尚人はきっと何かを成し遂げようとしているんだと思う。だって尚人は言ったんでしょう、待っていてほしいって」
 真美はいつも、無謀とも思える励ましをしてくれる。それを聞いていると、なんだかそれが実現しそうな気さえしてくる。真美の夫になる悠斗(ゆうと)が仕事で成功しているのも、夢を現実にしてしまう勢いの真美の励ましによるものかもしれない。
「……でも」
わたしが言いかけると、おーい真美、と離れたところから真美を呼ぶ悠斗の声が聞こえた。
「ほら、呼んでるよ。早く行かなきゃ。ブーケ、ありがとう」
 わたしは話すのをやめ、笑顔で真美を押しやった。
 確かに尚人はわたしに待っていてほしいと言った。それからもう、十年だ。やはり諦めるべきなのではないだろうか。でも尚人以外の男性をわたしは考えられない。このことを思い始めると、いつも頭の中が堂々巡りになってしまう。
後片付けを済ませて外に出るともう十二時近かった。まだ電車があるので駅に向かう。雪こそ無いが二月半ばなので気温はかなり低い。ウールのコートを羽織っているけれど、披露宴から着ているモスグリーンのワンピースがそれほど厚手ではないので寒く感じる。
駅のホームに立ち、貰ったブーケを見つめながら、いつしか尚人のことを思い出していた。二人で過ごした、最後の日のことを。その途端、体がぶるっと震えた。それは、寒いからだけではない。わたしは尚人のことを思い出すといつも、体が震えてしまう。

 尚人が足元にしゃがみ込み、ゆっくりとスカートをめくり、上気しているわたしの顔を眺めながら優しく太腿を撫でる。放課後の音楽室の、低いステージの隅で。
「もっと楽にして。足を開いてごらん」
「やだ、こんなところで」
 卒業式が終わった春休み、オーケストラ部の後輩が開いてくれた送別会のあと、尚人に呼び止められ音楽室に戻った。引退するまで、尚人が部長、わたしが副部長をしていた。話したいことがあるからと言われただけなのに。
「大丈夫だよ。俺は耳がいいからさ、遠くで足音がしたらすぐやめる。だから陽佳は何も心配することないよ。俺に任せて」
 いつもこうだ。始まってしまうと尚人のペースに飲み込まれる。丁寧で優しいのに、一瞬でわたしを支配してしまう。逃げられなくなる。
 尚人はわたしが必死に足を閉じているのにも拘らず、わたしの太腿からお尻を丁寧に撫でまわし続けている。そのうちに、指先がヴァギナの辺りに触れると、それだけで体がビクンと震えてしまった。
「ん。まだ何もしてないよ」
 尚人が笑う。ちょっと意地悪な言い方もいつもの感じだ。
「やめて……」
「ほら、そう言いながら足が開いてきちゃった。ダメだなあ、陽佳は。ダメな子には、もっとお仕置きをしてあげないとね」
 下着の上から溝をなぞるようにそっと撫でられていると、確かにだんだん足が開いてしまう。だって初めてではないのだ。わたしの身体はもう、そこを撫でられると気持ちいいということを知っていた。
「大丈夫だよ。誰も来ない。ね? だから、邪魔なものは脱いじゃおう」
 わたしの足からショーツを抜き取ると、尚人がわたしのヴァギナに軽く指を差し込みながらそう言った。
「下着がびしょびしょになっちゃうと、穿いて帰れないだろ」
 すでに、浅い息を繰り返すくらいしかできなくなっていた。内側から零れだした分泌物でぬるついているヴァギナの入り口を、何度も繰り返し撫でる尚人の指。そのたびに、脊髄をぴりぴりとした刺激が上がっていき、同時にヴァギナの奥がひくひくするのがわかる。
 すごく気持ちいい。朦朧としてきたわたしは、壁を背にして座り込んで、制服の上半身を乳房の部分だけ露出させられたまま喘いでいた。両足もとっくに大きく開かれている。そのまま、さらりと指先で乳首を撫でられると、もうどうしようもなくなった。
「あ、あんっ」
「声が大きくなっちゃったね。誰か来ると困るね、もう少し小さくできるかな? 乳首、すごく固くなってるよ……。どうしてほしい?」
 右手の中指を浅くヴァギナに入れてゆっくりとかき回しながら、左手でゆっくりと乳房を揉まれると、もう我慢ができなくなってわたしは小さな声で言った。
「な……舐めて……」
「こういうときはどんな風に言うんだっけ。教えただろ?」
「舐めてください……。お願いします」
「よし、じゃあ舐めてあげるね」
 引きずられ、どん、と横倒しにされた。木のステージ上だから別に痛くはない。上に圧し掛かり、おっぱいを下から持ち上げるようにしながら、尚人は軽く乳首の周囲に舌を這わせ、すぐに強く吸い付いてきた。
「あんっ」
 我慢しようと思っても声が漏れてしまう。尚人がわたしの口に指を突っ込んだ。
「これ舐めて我慢して、ね。噛んじゃダメだよ」
 頷きながら、体をバウンドさせた。奥からこみ上げてくるものに、勝手に体を支配されてしまうようだった。
 尚人はいつも慎重にゆっくり、わたしが完全に潤うまで撫でてくれる。そうして、段階に応じて次に進んでいく。わたしがどうしようもなくなる瞬間をちゃんと知っている。尚人だってそんなに経験がないはずなのに、すごく冷静にそんなことをする。頭が良いこととこういうことが関係あるのかどうか、わたしにはわからない。
「さてと、こっちはどうなったかな。良く見せて。ふうん、クリトリスが膨らんできたよ。自分でわかる?」
 尚人は仰向けに倒したわたしの足を大きく広げ、中を覗きこむ。
「い、いや…そんなに見ないで」
「中、もうどろどろだよ。すごいな。後でよく拭かないと。ポケットティッシュで足りるかなぁ」

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